2009年12月27日日曜日

紙で作るたのしさ・・・


12月26日は今年最後のスクールとなりました。今日もそれぞれの題材に皆さんもくもくと取り組んで頂きました~。蓮くんの虎は小学生の作品とは思えない完成度!桃ちゃん絢ちゃんコンビは教室を間違えた?ようで開始数分、踊っていましたが(笑)その後は題材の小物つくりもサクサク進行。成さんはかわいいサンタクロースをご自宅で完成!これをヒントに七福神つくりを開始。博士のカンブロパキコーペはまもなく完成、長かったけど博士らしい第2弾で精密そのもの。五さんの機関車、坂さんのバイクも観察鋭く実物の質感を研究しながら進んでいます。



・・・紙で作ることの楽しさって何でしょうね?たぶん「奥行きをもった絵」のような作品になること・・・でしょうか・・・その奥行きが不思議と作品に深みを与え、見る人の関心を呼んでいる気がします。
作品に光が当たったとき、その奥行きが遠近感と影を演出して、生き生きとした作品に見えるはずです・・・来年も紙で作る楽しさを体験しながら、研究しながら、みんなで作りましょう!


あ、蓮くんの作品、お正月にアップさせて・・・

2009年12月22日火曜日

年末大運搬作戦

ジャンボくん「年末大運搬作戦」を挙行!。大運搬作戦は倉金生物科学研究所の全面協力で実施…と言うか、研究所、所長が実施という方が正しいです。ジャンボくん専用コンテナを臨時で作って頂き、これをお借りした2トンのトラックに積み運搬開始。本当に関係者の皆様には暮れの忙しい時期に無理を言い申し訳なく感謝しております。



そもそも、自らの車や、軽トラックの荷台にも収まらないジャンボくんのサイズと、紙作品ですから運搬時の風雨対策をどうするか、これらを制作者(私!)はまったく計画立てておらず、所長・倉さんに運搬計画を立ててもらい、あげく運搬準備まですべてお世話になる情けない始末…本当に申し訳ございません。首尾よくジャンボくんをコンテナに積み、固定し所長・倉さんの慎重な運転で走ること40分、凸凹道を避けながら県立昆虫の森に無事到着。



さてどこにどんな風に展示しようか?首を長くして到着を待っていた職員の方との相談で、前作ジャンボクワガタと2体並べたレイアウトを思案することになり、設置は日をあらためてじっくりやることに。ひとまず、
ジャンボくんは我が家の6畳よりはるかに広い館内の収納室へ。いやー倉さん、運搬ありがとうございました!こっ!これで我が家の異常なカブト6畳部屋は…以前の普通の寝室に戻ります…(感涙)

2009年12月21日月曜日

業務連絡!


ペーパークラフト・ジャンボカブトくん完成! (全長3m 全幅1.5m 高さ1m)ゴジラ登場の際BGMで必ず流れる曲、まさにあのメロディがジャンボくんデビューのバックミュージックにふさわしい感じです。年末というタイミングの悪さから皆さんへのお披露目は来年、県立昆虫の森でになりそうです。全体像の写真は近日このブログで紹介します。
★業務連絡★次回のペーパーアート教室は12月26日(土)夕方4時~6時となりました。宜しくお願い致します。

2009年12月13日日曜日

完成近し!

クリスマスです!



12月最初のスクールも午後2時からスタートのロングタイム。坂さんのマイバイク制作はご自宅で随分頑張っていただいたようで前輪パーツがかなり出来上がっていました。五さん制作の蒸気機関車も同様に完成度高くパーツ化がはかどっていましたね。大作に挑むお二人は題材の材質(例えばゴム製や鋼材)の違いをどう表現するかで思案しながらの進行。光沢表現をを光沢紙を使い表現するか、あるいは光沢具合をパーツ化したデザインで表現するかなどなど、制作が進むにつれ、それらのハードルを自らの方法やアイディアで越えている感じ・・・すでに紙でアートするコツはつかめていただけています。



蓮くんはバイク制作後半。小学生ですから乗ったことない?バイクの構造を学びながら、お父さんとの二人三脚でサクサクと進行。ロングタイムもあってリアルなスズキ・カタナ!ついに完成しましたよ。あれ!いつの間にかクリスマスリースまで蓮くんは作っていましたぁ~!


成さんと桃ちゃんは今日から新作に・・・。成さんは資料を手にサンタクロース、桃ちゃんには私が試作した小作品に挑戦してもらいピーマンと靴下を制作。極力小さい作品にまとめるため、作る題材のデザイン化が必要になりますね。完成品がたくさん出来たところで、インテリアフレームに並べるように配置しようという計画です。

2009年12月12日土曜日

池袋から、いらっしゃ~い!


スクールの最中、五さんと学生時代の東京新宿の話をしているところへ、博士が遅れて到着。今日は池袋のサンシャインの博物展帰りでの遅刻したとのこと・・。しかーし、お土産が!すごい。1、みんなに東京カステラ~うま~ 2、貴重な三葉虫の化石を見せてもらい・・ 3、桃ちゃんと蓮くんには水晶とアメシスト(紫水晶)を・・・いや~いつも博士ありがとうございます!逆にこの日スクール早退だった坂さん、ざんね~ん。それにしても今回の三葉虫の化石!すごいですね。体をくねらせたような化石は・・・見入ってしまいました~。

2009年11月30日月曜日

テディベアできた!











11月2回目のスクールは急きょ少し時間を早め2時スタートに…と急になってもねえ~。
新たにご参加いただいた五さん、体験ではあやのちゃんと坂さんの奥さんにも加わっていただき今日も賑やかに行えました。残念!蓮君が欠席でしたが、坂さん(バイク)、五さん(蒸気機関車)のメカニカルな題材がスタート。さっそく紙を準備しパーツの切り出しが始まりました。成さんはご自宅のワンちゃん制作をスタート。立体的に体をパーツ化、かなり奥行きのある作品になりそうです。紙も凝ってますね。博士のパキコーペで用いている立体表現は段々畑のよう。地図の等高線状に積み上げてゆく手法。根気のいる作業ですが…これが博士の真髄。


桃ちゃんはテディーベアが完成。ぬいぐるみの毛の表現はたいへんだったけど、またひとつ技法(コツ)を覚えた感じでしょうか・・。さて前回から博士はデスクライトを持ち込んで手元を明るく作業しています。持ってくるのはたいへんですが、作業内容が細かい題材ではとても役立ちますね。眼にもいいし。持ち運びが楽なデスクライト、ちょっと興味もって探してみよっと・・。ああ皆さん、次のスクールも午後2時からやりますから!6時までゆっくり、じっくり、やりましょう!見学の方も大歓迎です!

2009年11月27日金曜日

登山のように・・・



作れども、作れども、なかなか完成見えぬジャンボカブトくん。体と角を黒い色画用紙で覆う段階までほぼ終了し6本の足制作に入ったところです。制作工程は全体のバランスをよく見ながらまず足の長さを決め、木材、ハリガネ、ダンボールなどで強度を保ち足の基礎を作ります。細く長い足は体よりも強度の取り方がむずかしく特に体との付け根は重要。そののち体同様に黒い画用紙で足の形状、特徴を表現しながら基礎部分を覆ってゆきます。最終工程は眼や触覚、その他リアリティーを表現するスパイス的デコレーションを付属装着して完成~って…頭の中では構想完璧なんですが…。
気がつけば11月も、ああ・・終わる、巷にはクリスマスのイルミネーションが…うう~あせる制作の日々…。

2009年11月16日月曜日

バイクでGO!


11月14日(土)午後、ジョイフルさんで体験教室を開催!特注手作りケースに収まった「伊勢崎駅舎」初展示となりました。今回も好評をいただき現場は忙しくなりましたが、たくさんの皆さんにご興味を頂き嬉しかったです。またこれらの作品がきっかけでペーパーアートスクールに新しい生徒さんが増えることになりました。本当にみなさんありがとうございます。この伊勢崎駅舎はしばらくここ(JOYFUL-2新田店・2階カルチャー教室前)に展示することになりましたので、お立ちよりの際は是非ご覧ください。

さて、この14日夕方からのスクールにはさっそく新メンバー坂さんと、桃ちゃんの親友あやのちゃんも加わって、賑やかな教室となりました。


坂さんはこのブログタイトルにもなっていますメリーゴーランド(木馬)の作品を見て、自らのお気に入りバイクをペーパーアートで作ってみたい…と、さっそく資料写真をもとに制作スタート。
くしくも蓮くんもこの日から、昔お父さんが乗っていたバイクの制作を開始。同じ題材ながら、坂さん、蓮くん、ともにスタート方法もゴール位置もちがいます。そこがいいですね!それぞれのスタンスでそれぞれの頂上を目指す!大切なことはどちらも特別なオンリーワンになること!










バイクは車と違いエンジンなどむきだしですからメカニカルな題材です。どんな作品になるか・・楽しみですね。制作時間もそれなりに必要となります。

特に作ろうと思った題材を、よーくながめ、観察することはとても重要ですね。知っているようで案外見過ごしている事柄って世の中には多いもんです。そんな再発見は自らの知識を深めながら、制作や創作をさらに楽しいものにしてくれます。形や構造、材質や色、みんなそれなりの理由や意味をもってそういう造形をして存在していることに気がつきますね。自然界のものも、人間が作ったものも・・。

そして、数億年前の海中でカンブロパキコーペは、これまでにないセンサー「眼」を試作はじめた頃の生物。
こりゃ、とてつもなく壮大なものを私たちに教えてくれますね~博士!

2009年11月9日月曜日

カブトくんの途中経過




11月14日(土)午後2時~いつものJOYFUL-2・新田店で体験教室をやることになりました。また伊勢崎駅舎のすばらしい特注ケースも完成!ケースはこの作品専用で心強い3人の職人技の塊。写真はケースにボンドで固定しながら収めている様子です。このケースに収まった駅舎作品もいっしょにお披露目展示いたしますので是非ご参加、ご見学ください。
さて、ジャンボカブトくん制作はダンボールと工作用の木材による骨格作りを終え、ようやくペーパーアートらしい作業に入っております。体形を整形しながら黒い色画用紙で骨格(体全体)を覆う作業です。この作業で大活躍しているのが「洗濯バサミ」!ダンボールや紙の接着乾燥時の押さえに重宝しております。
ジャンボくん作りは平日夜、休日と、仕事の合間で全力投球中です、が、足などぜんぜん手付かずで、完成はまだ見えてきませんね。

2009年10月26日月曜日

ハロウィン!

10月24日は午後2時からペーパーアート体験教室をジョイフルさんでやりましたぁ。そこに出来たての伊勢崎駅舎と踊るアリ君も持参して店内中央通路に展示させてもらいました。これが買い物に来ていた皆さんに好評でとても嬉しかったです。特に駅舎は多くの男性の方々が足を止めご興味を頂きました。その後、4時から教室に移動しスクール・・。この日のスクールには体験に参加してくれた山さんにも加わってもらい、やや賑やかに・・。

蓮くんはこれまでの作風と違う「秋」と「ハロウィン」をあっという間に完成。秋の表現技は成さんの影響もあったかな…いつ習得したのか?…その成さん、リアルな柿が完成!さあフレームに納めようと思ったら!

成「あっ!額(ガク)を家に忘れた!」
私「おっ!こりゃガックリ!」
博「うっ!う~寒いダジャレ・・」



そんな会話をよそに山さんは黙々とカメムシ制作。ハサミやカッターは手なれた感じでオリジナルも加えながら綺麗な作品が完成できました。桃ちゃんはテディーベアに挑戦。資料写真をもとに簡単なイラストを起こして、考えながら頭、体、手足のパーツ化。作品の色あい、紙の選定にも思案。博士は優しいね、桃ちゃんのために資料集を持ってきてくれました~ありがとう!…自らの作品制作は…題材古すぎ…資料も…とぼしく…カンブロパキコーペ制作には想像力も必要な孤独な登山が続きます・・。

みなさんそれぞれ「技」が高度になってきていますね、凄い。
博士は立体表現、蓮くんと桃ちゃんは題材のデザイン化、成さんは題材の表現の多様化、特にいろんな紙を積極的に使い試していますね。んー私もみんなに負けないよう、頑張らねば!カブト、カブト。

2009年10月23日金曜日

部屋から出られる?


ぐんま県立昆虫の森・・様にジャンボカブトくん制作、展示が遅れていることの言い訳(汗)を失礼ながら電話でしましたところ、以前制作し展示中のジャンボクワガタくんが来場者の記念写真スポットになっている!とのこと…うれしい知らせが返ってきました!…同時にカブトくんの制作意欲のカンフル剤となりましたぁありがとうございます。
ジャンボカブトくんの制作参考にしているのは、倉金生物科学研究所のお借りした標本2体と、少し前に作って、このブログでもご紹介したピンクカブトムシ。小さいながらも一度作った経験は強い見方となります。まずは木材骨格の上からダンボールで頭?の部分を作っています。かなり複雑な3次元曲面の複合体です。とにもかくにも標本を手元に置いて、切った貼ったを繰り返し、こんな形で大丈夫かや?と眺めては納得いく形状を作っています。
カブトムシの最も重要な部分の角は1m以上。これも強度を出すのと、体との接合に苦労しています。木材で強度を保とうとすると重くなり、これも問題。また、ジャンボ君は完成後の輸送も考慮し、運ぶ時、角を取り外しできるよう試案しながら作っています。写真でわかると思いますが、カブトくん、大きさゆえ完成後、外出できるのか?心配しています…。

2009年10月22日木曜日

踊る大蟻君


アリくんです。体長約25センチと大きなアリのペーパークラフト。特徴をつかみ表現することに苦労しました。小さなアリの体は、頭、胸、おなかと大きく3つ。その体を支える6本の足は体に比べて細く、そして長く・・。子供の頃から今まで、これほど詳細にアリを観察したことはもちろんありませんでした。またアリは種類も多いのですが、今作は特定しないで、アリの特徴をやや強調しアリらしいアリ作品にまとめてみました。
家族に見せたら「うっ、きもち悪るぅ~」と言われて・・とても嬉しかったです!それだけリアルということ。私の家族は哺乳類ですから、一目で他の種、「昆虫」と脳が判断した証。うちの連中は正直でイイ。

★「踊る大蟻君」は県立ぐんま昆虫の森に展示中です。お立ちよりの際は是非ご覧ください。

2009年10月15日木曜日

日曜大工のよう・・・


お約束のジャンボカブトムシの制作を開始しました。写真はカブトムシの骨格となる部分の材料と組立てた様子です。「どこが?ペーパーアートじゃい!?」ノコギリ、電動ドリル、ペンキ塗りと骨格作りは完全な日曜大工です。しかしこれがないと、大きな紙作品はヘナヘナになってしまいますから、結構重要な部分です。前回のジャンボクワガタよりもひと回り大きな作品にする予定で組み立てた骨格の高さは80センチ程、長さ1メートル程で、バランスをとりながらさらに角材(木材棒)を前後延長してゆきます。

2009年10月13日火曜日

伊勢崎駅舎、完成!


ペーパーアート伊勢崎駅舎!完成しました!昭和9年に作られた私の住む街の古い駅舎です。今も現役で使用されておりますが、鉄道の高架化に伴い近い将来、その役目を終えるとのこと…。それがきっかけで5月に制作着手。仕事の合間をぬいながら数ヶ月かかりようやく完成しました。長さ約1m、高さ30cm、奥行き15cmほどの大きさです。模型のような立体画のような完成状態…しかし着色は他の作品同様行っていません。窓以外はすべて色画用紙を切って折って貼りつけてで作ってあります。作品が大きいことで強度も重要。裏側の見えない骨格部分はダンボールや工作用木材などを用いています。紙(色画用紙)はすでに部分的に伸縮しているところもあり、いけませんね、力量のなさも多々表現されております・・基礎技術面での研究課題です。
ほんものの駅舎は、よーく見ると、さすがに傷んだところ多く、70年以上風雨にさらされてきた歴史を確認できます。そこにはツバメの巣板などから伝わってくる確かな温もりも存在しています。しかしこの作品を作り始めた当初は、その形や色など表面的な事柄しか頭になく、制作参考に何度も駅舎を見に行くようになってから、戦争を超えて建ちつづけている風格や年輪、眼に見えぬ奥行きみたいなものを感じるようになりました。ですから、このペーパーアートは、その歴史をまったく表現できていない超ライトな作品です。そこもキチンと理解して、意図して作れて、表現できるようになったなら…グレート!なのでしょう…。今作、途中でそれに気がついたことが私にとって最大の収穫。と、カッコつけさせてください。
※ペーパーアート伊勢崎駅舎はジョイフルホンダ新田店2階カルチャー教室前に展示中です。是非ご覧ください。