2008年8月30日土曜日

スズメバチ



スズメバチは攻撃的な性格の持ち主です。
しかし・・・観察不足ですね、見るからに性格の
おとなしそうなスズメバチに完成・・・。
★作品寸法85×125mm

調子にのって・・・


虫の図鑑を眺めていて、納得のいく完成度で作ることが
むずかしそうだと避けているのが蝶です。これは宿題とし…。
むずかしそうだけど作ってみようと思った虫がエダナナフシと
スズメバチ。むずかしいとか簡単とかは私の勝手な思い込みでしょう。
ナナフシはご存知のように長い棒状の足や体で構成されています。
単純だけにその特徴を少し誇張しようと制作前に決め取りかかりました。
が…誇張しすぎてメタボなエダナナフシに完成。
★作品寸法220×70mm

小さな労働者



昆虫は人間よりはるかに古い時代から地球上に住んでいます。その使命、
役割も営々としたもので、植物の化身にように思えます。
倉金さんの家に虫の標本や、標本になる虫たちが保管されていて、
よく伺っては見せてもらっています。それがきっかけで虫に興味を持つ
ようになりました。もっとも子供の頃は、どこにでもいろんな虫がいまし
たし、飼いましたし、今になって、再観察はじめたとでもいう感じです。
虫はおしなべて体の構造は単純でグロテスク。
女性は苦手な方も多いでしょう。しかし、よく観察してみると、環境に
実に巧みに則し、営みに必要なものを体に備えた、小さくたくましい
労働者のように思えます。
じゃ、紙で標本風に作ってみよう・・女性にも受入れてもらえるインテ
リアとしての紙標本…そんな発想でミヤマクワガタ、カメムシの制作を
行いました。
★ミヤマクワガタ作品寸法140×85mm
★ツノアオカメムシ作品寸法125×90mm

ビッグバン


紙で何かを作ることは、小学校の頃から好きで乗り物を結構作っていました。
画用紙とはさみとセロテープで。電車の車輌や飛行機なんか…。近所に
いくつか年上の紙工作名人のおにいちゃんがいて、とてもリアルに電車の
車輌を作っていたことをよく覚えています。ちゃんと豆電球仕込んで車内を
明るくしたり、料理用のラップで窓を作ったり…それを見せてもらった時の
感動はカルチャーショックに近かったですね。その後の学生時代も、
タイガーマスクのマスクや小型デスクライト、自宅の建築模型など、
思いつくもの何でも紙で作ってました。
完成度は大したものではなかったですけど…。

今、親になって、久しぶりに昔を思い出し、紙工作してみたのが「標本風
ペーパークラフト」です。どうせ作るならインテリアとして飾っておける
ようにしたい…そんな発想でアメリカザリガニを作りました。もともと持っ
ていた、厚みがさほどないガラス付きの額(ジョイフルホンダで購入)に
作品が納まれば、壁に掛けられるだろうと…。アメリカザリガニは子供の頃
よく捕まえました。体の構造がグロテスクで、赤い戦闘ロボットのような
印象が私にはあります。
馬場さんちの舞ちゃんの図鑑に制作するのにちょうど良いザリガニ写真を
見つけ、赤い画用紙で制作に取りかかりました。ザリガニのはさみの形状が
左右こんなに違うものかと今ごろ気がつき再発見。作品の精度を向上させる
コツは、この観察する心を深め豊かにすることなのでしょう。
★アメリカザリガニ作品寸法220×140mm