2009年10月13日火曜日

伊勢崎駅舎、完成!


ペーパーアート伊勢崎駅舎!完成しました!昭和9年に作られた私の住む街の古い駅舎です。今も現役で使用されておりますが、鉄道の高架化に伴い近い将来、その役目を終えるとのこと…。それがきっかけで5月に制作着手。仕事の合間をぬいながら数ヶ月かかりようやく完成しました。長さ約1m、高さ30cm、奥行き15cmほどの大きさです。模型のような立体画のような完成状態…しかし着色は他の作品同様行っていません。窓以外はすべて色画用紙を切って折って貼りつけてで作ってあります。作品が大きいことで強度も重要。裏側の見えない骨格部分はダンボールや工作用木材などを用いています。紙(色画用紙)はすでに部分的に伸縮しているところもあり、いけませんね、力量のなさも多々表現されております・・基礎技術面での研究課題です。
ほんものの駅舎は、よーく見ると、さすがに傷んだところ多く、70年以上風雨にさらされてきた歴史を確認できます。そこにはツバメの巣板などから伝わってくる確かな温もりも存在しています。しかしこの作品を作り始めた当初は、その形や色など表面的な事柄しか頭になく、制作参考に何度も駅舎を見に行くようになってから、戦争を超えて建ちつづけている風格や年輪、眼に見えぬ奥行きみたいなものを感じるようになりました。ですから、このペーパーアートは、その歴史をまったく表現できていない超ライトな作品です。そこもキチンと理解して、意図して作れて、表現できるようになったなら…グレート!なのでしょう…。今作、途中でそれに気がついたことが私にとって最大の収穫。と、カッコつけさせてください。
※ペーパーアート伊勢崎駅舎はジョイフルホンダ新田店2階カルチャー教室前に展示中です。是非ご覧ください。

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