
話は脱線しますが、巨人の星というマンガ、みなさんご存知ですね。その物語の中で大リーグボール2号消える魔球という魔球を主人公(星飛馬)があみだします。ピッチャーの投げたボールがバッター付近で消えてしまうというあれです。問題はなぜボールが消えるか…この謎解きに飛馬のライバル花形みつる達が躍起になるのですが…簡単に言うと保護色の原理を使って、白いボールをグラウンドの土と同じ茶色にして見えなくするというもの。しかし野球のルールでボールに土を練り込んだり、意図的に土を付着させることは禁じられています。そこで、主人公は投球するボールに縦の変化を加え、バッター付近で地面すれすれを通りながら玉の回転で砂塵を巻き起こさせます(魔送球の応用)…この砂塵効果でボールは80%土と同色になるものの、100%同色にならず消えるまでに至らない。さて、残り20%…どうやってボールを完全に100%茶色にしたか…脱線話長すぎ!

ここからが本題!しかしその20%が当ペーパーアートの真骨頂というべき作品展示の演出効果です。先日完成した笑顔のワンちゃんにもその20%効果というべき、プロフィール、フレーム、写真立てなどの脇役をバランスよく加えることで、消える魔球のような完成度、満足度を得られますね。長々…すいません、それが言いたかっただけです…。今回のフレーム、写真立てもダイソーさんで見つけてきたもの。あそこにはペーパーアートの演出材料となりそうなものが結構ありますよ。さあ、巨人の星の主人公がどうやってこの消える魔球を完成させたのか?それはまた次の機会としましょう…。