
紙で何かを作ることは、小学校の頃から好きで乗り物を結構作っていました。
画用紙とはさみとセロテープで。電車の車輌や飛行機なんか…。近所に
いくつか年上の紙工作名人のおにいちゃんがいて、とてもリアルに電車の
車輌を作っていたことをよく覚えています。ちゃんと豆電球仕込んで車内を
明るくしたり、料理用のラップで窓を作ったり…それを見せてもらった時の
感動はカルチャーショックに近かったですね。その後の学生時代も、
タイガーマスクのマスクや小型デスクライト、自宅の建築模型など、
思いつくもの何でも紙で作ってました。
完成度は大したものではなかったですけど…。
今、親になって、久しぶりに昔を思い出し、紙工作してみたのが「標本風
ペーパークラフト」です。どうせ作るならインテリアとして飾っておける
ようにしたい…そんな発想でアメリカザリガニを作りました。もともと持っ
ていた、厚みがさほどないガラス付きの額(ジョイフルホンダで購入)に
作品が納まれば、壁に掛けられるだろうと…。アメリカザリガニは子供の頃
よく捕まえました。体の構造がグロテスクで、赤い戦闘ロボットのような
印象が私にはあります。
馬場さんちの舞ちゃんの図鑑に制作するのにちょうど良いザリガニ写真を
見つけ、赤い画用紙で制作に取りかかりました。ザリガニのはさみの形状が
左右こんなに違うものかと今ごろ気がつき再発見。作品の精度を向上させる
コツは、この観察する心を深め豊かにすることなのでしょう。
★アメリカザリガニ作品寸法220×140mm